野沢綸佐、加藤卓哉、サフキンパーベル、山口周悟、森島繁生

法線情報を含むパッチデータベースを用いた三次元顔形状復元

Visual Computing / グラフィクスと CAD 合同シンポジウム 2016

Insiders D Original

野沢綸佐、加藤卓哉、サフキンパーベル、山口周悟、森島繁生, “法線情報を含むパッチデータベースを用いた三次元顔形状復元”, Visual Computing / グラフィクスと CAD 合同シンポジウム 2016 , Oral, Tokyo, JPN, 2016.6/18-6/19 Download zeplin.

Abstract

本文では,三次元顔形状復元の新しい手法の提案を行う.主な既存手法として,物体表面の陰影の生じ方から表面の法線情報を推定する手法がある.しかし,人間の顔は部位ごとに異なった反射特性を示す半透明体であるため,この手法を応用するためには表面をランバート面と仮定する必要がある.そこで本手法では,顔の局所領域単位に着目するとそれぞれ同様な反射特性を示すと仮定を行う.すなわち,同一光源下にあるとき,顔の局所領域の陰影のつき方と,その表面の法線情報との間には密接な相関関係が存在すると考えることができる.この仮定より,入力顔画像とデータベース(法線情報を含む)間で,局所領域(パッチ)の陰影のつき方の対応をとることで,表面の法線情報を推定し三次元顔形状復元を行う.本手法では,パッチ単位でデータドリブンな形状推定を行うため,顔のような半透明隊に対してもランバート仮定など特別な仮定を行わずに高精度な顔形状の復元を行うことが可能となる.

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