粥川 青汰,樋口 啓太,森島 繁生,櫻田 健

360度映像とユーザ入力を用いた任意経路に対するナビゲーション映像生成手法

WISS 2019: 第27回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ

https://www.wiss.org/WISS2019/

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本研究では駅周辺といった市街地や大学の構内など,複雑な経路を持つ広域空間を撮影した360度映像に対して,ユーザの目的の経路に沿って移動したナビゲーション映像を提示するインタフェースを提案する.経路を移動しながら撮影された映像を閲覧し,移動した際に見える景色を確認することは,目的地へ向かう経路の説明や空間の構造把握を助ける手段となる.しかしながら,提示可能な経路は撮影時の経路に固定されるため,広域空間内に存在する全ての経路を撮影することは膨大な時間と労力を必要とする.本研究では,広域空間を撮影した一本の映像から,ユーザが選択した地点を経由するナビゲーション映像を自動で生成および提示するインタフェースを提案する.具体的には,広域空間を撮影した360度映像を入力とし,VisualSLAMを用いた空間のマップ生成,ユーザ入力とダイクストラ法に基づく最短経路選択,交差点などの映像の繋ぎ目における滑らかなナビゲーション映像の生成を行う.

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