島村 僚

階段と経路探索を用いた仮想空間の三次元拡張

第18回ビジュアル情報処理研究合宿(VIP2018), 4-2 A, VIP Award 最優秀賞

https://vipcamp.org/

아이폰 셀룰러 앱

ルームスケールVirtual Reality(以下, VR)が, その没入感の高さから近年注目を浴びている.ルームスケールVRとは, 現実空間でのユーザの位置座標をリアルタイムでセンサを用いることで所得し, これを仮想空間での位置座標に逐次反映させるVR体験である.しかしながら, ルームスケールVRでは, 外部センサを用いてユーザのトラッキングを行うため, 単純に現実空間でのユーザの行動やスケールを仮想空間内の行動やスケールにマッチさせた場合, ユーザの移動可能範囲が外部センサトラッキング可能範囲内に限定されてしまうという問題点がある.この問題点を解決する手法として, 現実のプレイエリアよりも拡張された仮想空間をユーザに体感させる手法が研究されている.これらの研究は, 現実でのユーザの移動量・回転量と仮想空間での移動量・回転量に, 目的に応じて最適な違いを持たせることで, 実際より広いプレイエリアをユーザに体感させることを可能とした.しかし, これらの多くは仮想空間を水平方向へ拡張したと錯覚させるものであり, 仮想空間を鉛直方向に拡張する課題に挑んでいる研究はまだ少ない.本研究では, 階段とスロープを用いることで, 高さ方向に錯覚を持たせ, 仮想空間で任意の高度まで移動することを可能にする, 今まで提案されてきた手法とは異なる新しい解決策を提案する, 没入感を損ねることなく, 仮想空間に三次元的広がりを持たせることに挑戦する Blackhawk Down.

픽시브 일괄