山本晋太郎, 鈴木亮太, 片岡雄裕, 森島繁生
論文要約のための要約文の比較評価実験
NLP若手の会 (YANS) 第14回シンポジウム
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論文数の急増化に対処すべく,論文を対象とした要約研究が行われている.本研究では, ユーザスタディを通じて論文の要約文の比較評価実験を実施する.論文のアブストラクトは,著者によって作成された要約であるために著者の主観が入り不適切であるという主張がなされており,読者目線で作成する引用情報を用いた手法が提案されている.本実験では,(1)著者が作成したアブストラクト(2)読者が作成した要約(3)自動要
約手法により作成された要約の比較評価を行う.比較評価を通じて,読者の論文要約に対して求める水準や現状の要約技術の問題点を明らかにし,論文自動要約システムの実用化に向けた課題を明らかにしていく.