板摺貴大,福里司,山口周悟,森島繁生

コート情報に基づくバレーボール映像の鑑賞支援

Visual Computing / グラフィクスとCAD 合同シンポジウム 2017

http://cgvi.jp/vc2017/

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多くのスポーツ映像は試合時間が長いため,日常生活において映像鑑賞に充てる時間の中で観たい試合全てを視聴することは困難である.このような背景から,多くのスポーツ映像要約手法が提案されている.一般に視聴者によって観たい内容や鑑賞に充てる時間は異なるため,時間的柔軟性と内容的柔軟性を持つ手法が求められている.時間的柔軟性とは「視聴者が任意に指定した時間の要約映像の生成が可能であること」を指し,内容的柔軟性とは「視聴者の観たい内容に合わせた要約映像の編集が可能であること」を指す.内容的柔軟性を実現するためには,まず試合内容を考慮することが不可欠であるが,時間的柔軟性を保ったまま試合内容を考慮した映像要約手法はこれまで提案されていない.我々は時間的柔軟性と内容的柔軟性を実現するための,バレーボール映像の鑑賞支援手法を提案する.まず,試合映像の中でラリーシーンが試合内容の把握において最も重要であると仮定し,ラリーシーンを自動検出する.次に各ラリーに対して重要度を評価し,閾値以上の重要度を持つラリーシーンのみを含む映像を要約映像として出力する.要約映像が視聴者の指定した任意の時間に収まるように,この閾値を自動決定することで時間的柔軟性を実現する.また内容的柔軟性に不可欠である試合内容に基づいた映像要約を実現するため,従来手法における感性的特徴量に加えて,試合内容を含む特徴量の重み付き線形和によって重要度を評価する.この重みを視聴者が操作することによって内容的柔軟性が実現可能となると考えられる.試合内容を含む特徴量として選手やボールの追跡情報が挙げられるが,これらの情報は放送映像や動画サイト上の映像のような低品質かつ単視点の映像において取得することは困難である.我々はボールの動きに追従するようにカメラ操作が行われることに着目し,カメラ操作による映像中のコート中心の動きの情報(以下、コートの動き情報)を試合内容を含む特徴量として用いる.またこの手法を基にして,コートの動き情報の非類似度を計算することで,映像検索を行う.提案手法はコートの動き情報を用いているため,バスケットボールなどのカメラ操作がある他のスポーツ映像への適用も可能となっている.

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