研究目的

本研究では、犯罪捜査における様々な場面に対応した人物映像解析による捜査支援システムの実現
を目指し,以下の 3 サブテーマに分けて研究開発を行う。

テーマ設定 8(1)

P1)高速顔画像検索装置
高速顔画像検索装置は、人物顔画像を入力し、大量の顔画像データベースから、入力した画像に最
も類似した画像上位 10 枚(可変)を検索するシステムである.仕様は、顔正面に対して左右±90°
上下±45°に対応し、多様な撮影環境下での 25×25 画素以上の人物を含む顔画像に対して、上位 10
位に正解が含まれる精度 98%で、1000 万枚/秒以上の画像照合を目指す。

テーマ設定8(2)

P2)防犯カメラ画像からの人物照合システム
防犯カメラから得られる時系列画像と登録人物画像との照合を行い、照合結果の上位10候補を照
合度の順に確率表示する機能とユーザが指示した人物のカメラ間の渡りも含む行動経路を表示する
機能を実現する。 仕様は、5fps 以上の速度で人物追跡ができ、人物画像サイズ 30 画素で 上位 10
位に正解が含まれる精度 90%、カメラ渡り時の等価誤検出率(EER) 3%を目指す。
P3)時空間ワーピングによる人物画像シンセシスシステム
異なる時刻、年月に撮影された画像からモデルに基づき時空を超えた画像を生み出すことで、捜査
員に有効な情報を視覚的に提供するシステムを構築する。具体的には、経年変化顔合成による捜査
支援、歩行映像を対象とした超解像表示に挑戦する。